勝負に強い人と弱い人の違いは？明確な理由があった

スポーツに限らず人生には幾度も勝負をする場面があります。仕事では新規事業を軌道に乗せる事ができるか？役職に見合った成果や価値を出せるか？経験のない業種で成果を出す事ができるか？

しかしなかなか結果が思うように付いてこないこともあります。自信を失って、どうせ自分なんて‥と頭を抱えている人もいるかもしれません。

心当たりのある方は、ただ単に負け癖が付いているだけかもしれません‥が安心してください。考え方一つで勝ち癖脳に変化させる事ができるのです。

この記事では全く勝てなかった人が、驚くほど勝てるようになった思考方法を紹介していきます。ビジネスにおける勝者の思考法をしっかり身につけましょう。

勝ち癖をつけるためにはどんな事をしたらいいのか？昔ながらの気合と根性、負けない心を意識すれば勝てるようになるのかと言えば、それは全くの誤解です。確かにマインドの持ち方はそれでもいいのかもしれませんが、ここでは脳の使い方を意識する重要性を解きます。

脳神経外科医の林成之氏は「脳には自分を守りたいという自己保存機能が付いている」と言います。この自己保存機能に逆らうような言動を控えることで、驚くほど勝ち癖がつきます。要は、今の自分は他人と比較して未熟だと思い込んだり、他人を羨ましく思うことで自分自身を受け入れられず脳が拒否反応を起こすのです。

こうなると、あらゆる困難から避ける思考が働くため頑張る事をやめてしまうのです。では、どうしたら勝ち癖を身につける事ができるのか？

これは「結果を意識するのではなく、達成までに必要な戦略や技術、プロセスに意識を集中させる」事です。結果よりも仮定にコミットするとでも言いましょうか。結果を作り出すのは、それまでの一つ一つの過程が重要ですよね。ここで勝ち癖をつける3つのポイントを紹介します。

目的と目標を明確にする事で、勝ち癖が身につきます。目的とは何のためにそれを成し遂げるのか？目標とはいつまでにどれくらいでそれを成し遂げるのか？

目的は数値で表す事はできないものであり、目標は全て数値化できるものです。いつ達成するのか？どれくらいの売上を出すのか？ただしどちらか一方だけでは意味がありません。

何のために年収3000万達成したいのか？ここには正解がありませんが、自分の中でしっくりくるものを設定しておきましょう。人によっては高級車が買える金額が年収3000万かもしれませんし、家族とお金を気にせず旅行にいける金額を3000万に設定している人もいるでしょう。

旅行で考えてみましょう。例えば東京から北海道まで旅行に行くとします。目的は家族旅行を通じて思い出を残すためであり、目標は来月に予算20万で2泊3日でセッティングする事とします。

では、北海道に行くにはどんな手段を使いますか？多くの人は飛行機と答えるでしょう。この飛行機に当たる部分が目標達成の具体的方法になります。

つまり日常の中でも目的と目標は一体となっています。仕事になると複雑化するように見えますが、至ってシンプルなケースが多いもの。タスクがシンプル化すれば、悩む回数も減り、勝ち癖脳へと近づくようになります。

3つ目のポイントは達成まで歩み続けるということです。ここは精神論に聞こえる方もいるかもしれませんが、行動を止めればそれまでの軌跡も台無しに。

多くの人はあと一歩のところで諦めてしまいます。重要なのは勝つまでやり続ける。ということです。うまくいかない中に本来の面白さが眠っており、書籍「Gritやり抜く力」にも同様のことが記載されています。

なぜ、うまくいかないと諦めてしまうのか？これは、想定外な出来事が起きると人間はそれを受け入れられないからです。

仮にバイクの運転免許を取りに行ったと仮定しましょう。初めてまたがるバイクにエンジンをかけ発信。するとよろめいてこけてしまったのです。この時ショックを受けるでしょうか？ショックでバイクに乗る事を諦めるでしょうか？そんな事はないはずです。なぜなら何度もこける事を事前に想定していたからです。

ところが仕事でうまくいかないと、冷静な想定ができずに諦めてしまうケースがあります。想定外には何をどう改善したら失敗を防ぐ事ができるかを考えましょう。

達成できないことにフォーカスするのではなく、達成までのプロセスや戦略に集中することが重要でしたよね。あくまで達成までのプロセスとして捉え、前進し続けましょう。この3つのポイントは勝ち癖を身につける上で非常に重要になります。ぜひ今日から実践してみてください。