KW6PPシリーズ「①自己研鑽の徹底」とは?

成功するトップエージェントにはある特徴があります。ケラーウィリアムズの創業者ゲアリーケラーは、自らの経験を通して、「成功するトップエージェントには共通する6つの視点」があることを導き出しました。
 
これをケラーウィリアムズでは6PP(Six personal perspective)と呼ばれるトレーニングとして全エージェントの皆様に受講してもらっています。初めに6つの項目を紹介します。
 
①自己研鑽の徹底
②80対20の法則
③ブレイクスルー戦略
④5段階の修得
⑤限界思考からの転換
⑥全ては自分次第
 
この6つはゲアリーケラー自らの視点であり成果を残す不動産エージェントに共通します。この記事では自己研鑽の徹底を紹介していきます。

自己研鑽の徹底とは?

 
自己研鑽の徹底を一言で言うと、「自らの能力、スキルを磨き続けること」です。共通するトップエージェントは日々の時間を自己研鑽の徹底に使っています。
 
きっとこの記事を読まれている皆様の中にも自己研鑽の徹底をした経験があるはずです。例えば必死に受験勉強をしたことや、スポーツを極めた経験も自己研鑽の徹底と言えます。
 
その時の状態を一度思い出してみてください。創意工夫しながらどうやったら目標達成できるか?を常に考えていたのではないでしょうか。

自己研鑽の徹底をする人は高い目標設定が当たり前?

 
自己研鑽の徹底をしている人には必ず高い目標設定が存在するとゲアリーケラーは言います。目標もなくスキルを磨き続けることはしません。つまり目標(ゴール)のない旅は継続が困難になる事を知っています。
 
目標設定を言い換えると目指す山を決めることであり、その山を登り切るにはどうしたら良いかを考え前進していきます。この時にどうしたらこの山を登れるのか?と考えて算出されるものが課題や問題に当たる部分です。
 
例えばフルマラソン完走を目標としましょう。走り初めて2時間が経過したころ20km地点を通過した事を認識しました。この時どんな気持ちになるでしょうか。おそらく心境としては残り半分ちょっとだしまだ頑張れる。と自分自身を励まし走ることをやめないはずです。
 
逆にゴール地点まであと何キロなのかがわからない、または天候悪化による視界不良により走っているコースが正確なのかさえも疑問に感じ始めたとしたら‥多くの人は体力の消耗や気力の低下によって走ること自体をやめてしまう可能性が出てきます。重要なのは「常に目標(ゴール)を可視化すること」です。

自己研鑽の徹底をする人に共通するマインドセットとは?

高い目標設定がいかに重要かが理解できたと思います。更に自己研鑽の徹底をしている人は「必ず達成できる」と思い込む特徴があります。そもそもなぜ「必ず達成できる」と思い込むことができるのでしょうか?
 
人生には不可能に思う場面も多く存在しますしできないことの方が多いのでは?トップエージェントは必ず「自分の強みと弱み」を理解した上で達成できると思い込みます。一見根拠のない自信にも捉えられますが適当にできると思い込んでいるわけではありません。
 
下の画像をご覧ください。
 
理想と現実のグラフは皆様もみたことがあるのではないでしょうか?理想に当たる部分は「達成できると思い込んでいる」しかし現実は「まだ達成できていない」つまり達成できるはずが達成できないわけですから何か問題が発生しているため解決しようと行動します。この時必ず自分で考え行動を改めようとする能動的な姿勢を持ちます。
 
では逆に考えてみましょう。理想に当たる部分が「もしかしたら達成できないかもしれない」と思い込んでいて、現実は「まだ達成していない」としたら。何もギャップ(課題、問題)が生じないため、ある意味理想通りなのです。
 
皆様も経験はありませんか?不動産だけに限らず新しい挑戦をする際「もしかしたらできないかも」と脳裏をよぎり結果はできなかった。でもなんとなく納得している自分がいる。これではダメだということです。
 
逆に自信満々で挑んで大敗を食らった時は心底落ち込みますよね。なぜならできると意気込んだのにできなかったわけですから。重要なのは大敗を食らってもまだ「達成できる」と思い続けることができるかどうか?です。

まとめ

 
トップエージェントに共通する自己研鑽の徹底は理解できたでしょうか?再度おさらいするとポイントは3つあります。 
 
①高い目標設定をしている(可視化)
②自分の強みと弱みを理解した上で達成できると思い込んでいる
③何事も能動的に自分で考え行動する
この3つがベースとしてあるということです。 自己研鑽の徹底は必ず身につけて習慣化していきましょう。次に紹介するのは「80対20の法則」です。成果を出すために重要なのは全体の20%に集約されるという内容。ぜひ読み進めてみてください。
 
 
6PP次章はコチラ→80対20の法則

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