ケラーウィリアムズの創業者ゲアリーケラーは、自らの経験を通して「成功するトップエージェントには共通する6つの視点」があることを導き出しました。これをケラーウィリアムズでは6PP(Six personal perspective)と呼ばれるトレーニングとして全エージェントの皆様に受講してもらっています。
KW6PPシリーズ「⑥全ては自分次第」
初めに6つの項目を紹介します。
①自己研鑽の徹底
②80対20の法則
③ブレイクスルー戦略
④5段階の修得
⑤限界思考からの転換
⑥全ては自分次第
この6つはゲアリーケラー自らの視点であり、成果を残す不動産エージェントに共通します。この記事では、全ては自分次第について紹介していきます。
身に起きる出来事は全て自分の結果であること
まずはここまでの6PPのおさらいをしましょう。
①自己研鑽の徹底では、「できると信じてとにかく動く」
②80対20の法則では、「手当たり次第ではなく、本当に重要なタスクに絞る」
③ブレイクスルー戦略では、「自分だけでは限界があるため先人に習う」
④5段階の修得では、「修得段階を心得ることで着実に前進する事ができる」
⑤限界思考からの転換では、「限界の正体を理解し、書き換える」
この5シリーズまでを理解して頂けたかと思います。そして最後は「全ては自分次第」。ゲアリーケラーが最後にこの項目を設定したのは、どんなスキルも学びも最後は全て自分がコントロールする事だからです。
成功本を読んでも研修に参加してもそれを実践に移すのは全て自分次第という事です。今日のあなたの結果は過去のあなたが決断した結果。自分が過去にどのようには判断し決断したのかで今日の事実として存在しているわけです。
今の現状に不満を抱く人、満足している人、まだまだ成長過程の人。それぞれ状況は違うかもしれません。しかし、過去に執着していても仕方がありませんよね。人間は過去の事実は変えられないですが、過去の解釈は変えられるのです。成功者の多くは過去に苦しい時期を乗り越えた経験や、生まれ育った家庭が貧しかったからこそハングリー精神が湧いたなどこれも過去の解釈をポジティブなものに変換しています。
つまりこれから先の未来の事実はまだ存在していないからこそ、自分自身がどう今後デザインしていくのかは自由なのです。6PPの5シリーズまで理解した上で、行動に起こすか否かは本人にしか決められないこと。
野球で例えるならば自分がピッチャーだとしてコーチからスライダーを習いたい。コーチから投げ方のポイントやスキルを教えてもらうことはできるが実際に投げるのは自分だということ。
自分がスライダーを修得できないことをコーチの責任はしないですよね。3シリーズで解説したモデルと責任を持ち合える関係は大切ですが、最後は全て自分だということ。自分ができないことを人の責任にするのは愚かなことです。成果を出すエージェントは全ての責任、結果、事象は自分の招いたことだと理解し取り組んでいます。
自分の人生のハンドルは自分がコントロールする
自責の姿勢、他責の姿勢という言葉があります。自責の姿勢は前述した全ての結果は自分の行動の結果であると捉える人です。一方他責の姿勢は、全ての結果は、環境、人、システムのせいにする人。
こういう人は、自分で車のアクセルを踏んで進んでいるものの、ハンドルは他人が操作していると勘違いしています。想定していた結果と反する際には、車の性能にケチをつけたり、走っている道路環境にケチをつけたり、助手席に乗っている人に文句を言ったりと当事者でありながら被害者意識を持ってしまうのです。
最も難しいのは、他責の姿勢の人はそのことに自分自身が気づいていないということ。常にフラストレーションがたまり、あらゆる事象に対して反抗的になることもあります。だからこそ今一度、自責の姿勢を理解し実践に移していきましょう。
確かにどう考えたって自分の責任ではないこともありますが、それも自分の招いた結果だと思えば前進する事ができるのです。
まとめ
ここまで6PPシリーズを読んで頂きありがとうございました。ケラーウィリアムズが創業してからここまで多くのエージェントが6PPトレーニングを受けてきました。ゲアリーケラー自身が成果を出すエージェントの特徴を6つの項目にまとめましたがこのシリーズで紹介した全ては自分次第。ここだけは他人が介入する事ができません。
ただし共通するのはケラーエージェントになる人の多くは、主体的に自らの人生を切り開いています。ケラーウィリアムズでは実際にエージェントになると6PP含め様々なトレーニングを受講できます。より皆様の成果に直結するサポートをしていますので、ぜひご参加ください。