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古風で洗練された街「神楽坂」での豊かな暮らし


古き良き建造物や小料理屋が顔を覗かせる街並み、上品な石畳が敷かれる路地裏―――それが情緒溢れる小粋な街「神楽坂」です。

神楽坂は700年以上前、豪族・大胡氏が見晴らしの良い台地に牛込城を築いたことからはじまります。徳川家康の江戸入府前から町が形成されていたと言われており、その後、東京有数の繁華街・花街として賑わいを増して行きました。

また、神楽坂は尾崎紅葉、夏目漱石、坪内逍遥などの文人が居住・活躍した地でもあります。そして、彼らをはじめとする文化人が寄与した文化・伝統は、今もなおこの街で受け継がれ続けています。

ここで暮らす人は比較的高めの年齢層の方が多く、閑静な住宅街もあり、落ち着いた暮らしをしたい人にぴったりのエリアです。また教育に力を入れており治安もよいので、女性やお子さんも安心して暮らすことができます。

神楽坂の発展は交通網の発展と共にあります。まず1895年に甲武鉄道(現・JR中央線)「牛込駅」が開業。これがのちの「飯田橋駅」となり、また1964年に「神楽坂駅」が開業されました。

そして現在、この神楽坂エリアを形成するのは「神楽坂駅」「飯田橋駅」「牛込神楽坂駅」の3駅です。

東京メトロ東西線・神楽坂駅は、新宿・渋谷・東京・品川などの主要駅に30分以内でアクセス可能。また飯田橋駅、牛込神楽坂駅ならば、都営大江戸線やJR中央線を利用できるため、新宿・東京方面へも乗り換えなしアクセスできます。

どれも大変利便性の高い駅であるため、外出時のストレスがなさそうです。

日仏会館やフランス人学校があることから、“リトルフランス”とも呼ばれている神楽坂。フランスを感じられるグルメスポットも豊富です。

「かみくら」は神楽坂を代表する和フレンチレストラン。古民家を改装した店内は趣があり、旬の素材を使った創作フレンチを“お箸”で楽しむことができます。

ガレットを提供する「ル・ブルターニュ」や、高級パン屋「メゾン・カイザー」など、カジュアルにフランスの味を楽しめるスポットもあります。

このほか、寿司や蕎麦など和食の名店もあります。神楽坂で暮らす人々は、和食とフレンチ、それぞれの魅力を堪能していることでしょう。

神楽坂で暮らす人々には気品が溢れ、どこか“余裕”が感じられるのはなぜでしょう。街の中には、そんな彼らのライフスタイルを形作る場所がいくつもあります。

たとえば、「かもめブックス」はカフェ・ギャラリーを併せ持つ書店です。従来の書店とは異なる独自の売場が作られているため、思いがけない1冊を見つけられます。

また、こだわりの食品・雑貨を取り揃えた「AKOMEYA TOKYO in la kagu」は、本物志向の方にピッタリのストアです。

こうした場所が、人々の洗練された生活を作っているのでしょう。

神楽坂を歩いていると、いたるところに歴史を感じさせる場所が現れます。

「赤城神社」は700年以上の歴史を持つ神楽坂の名所。そしてスタイリッシュなデザインでグッドデザイン賞を獲得した神社としても有名です。

また「毘沙門天 善國寺」も地域には欠かせない存在です。恒例行事“神楽坂まつり”の開催場所でもあり、祭り期間中はほおずき市・阿波踊りが2日間ずつ開催されます。

このほか、1974年にスタートした名画座「ギンレイホール」なども、住民に愛される隠れた名所です。

こうしたレトロモダンな魅力を放つ神楽坂の街並みは、きっと人々を飽きさせることがないでしょう。