ビジネス、ファッション、グルメの最先端が集結する「六本木」

東京・港区六本木。華やかな大人の遊び場としてのイメージが強いこの街は、実は名だたる大手企業が拠点を置くビジネスの中心地でもあります。「六本木ヒルズ」からグローバル展開する外資系企業やベンチャーは多く、颯爽としたビジネスパーソンをあちこちで目にします。住む人は30代から上の年齢層が数多く、港区へ勤務する人も少なくありません。

最寄り駅には「六本木一丁目」「六本木」「乃木坂」「麻布十番」があり、銀座や新宿、上野などの主要都市に直結。車での移動もスムーズで、羽田空港まで約20分、成田空港も約1時間で到着できます。優れたアクセス性も、多くの企業から注目される理由のひとつでしょう。

六本木は高台に位置しており、古くは大名や武家などのお屋敷町だったといいます。明治以降は華族や実業家の邸宅がつくられ、戦後、進駐軍に向けた飲食店が並ぶようになりました。それが「大人の街」としての今の六本木の姿に繋がっています。長い歴史の移り変わりの中で、華やかさと風格を育んできた街なのです。

遠方へ足を運ばずとも、名店グルメを堪能でき、ハイブランドのファッションが手に入る。これも、六本木に住む楽しみのひとつです。

グランドハイアット、ザ・リッツ・カールトン、ホテルオークラなど、六本木にある名門ホテルには、フレンチや和食の名店がずらりと並びます。一方で、ほっとできる隠れ家的なお店も多く存在します。「欅 くろさわ」は黒沢明ゆかりのお店。厳選された素材の上質な料理を味わえる大人の居酒屋です。近隣にある同系列のうどん店「饂飩 くろさわ」も高い人気を誇ります。 

世界から観光客が訪れる「六本木ヒルズ」は高さ238ｍの複合商業施設。映画館、ホテル、ブティック、レストランなど200店舗以上がそろっています。欲しいものや食べたいものに必ず出会うことができるでしょう。TSUTAYA初のブックカフェ「六本木 蔦屋書店」も六本木ヒルズの１階にあります。また130のショップやレストランがある「東京ミッドタウン」 も見どころ満載です。

六本木は、文化や芸術の街としても有名です。国内最大級の展示スペースがある「国立新美術館」、国宝や重要文化財をコレクションに持つ「サントリー美術館」、文化としてのデザインを発信する「21_21 DESIGN SIGHT」など、多数のアートスポットがあります。

六本木ヒルズのパブリックエリアには「森美術館」監修の作品が展示されています。けやき坂通りやテレビ朝日の敷地内にもアーティストの作品が並びます。街中で自然にアートに触れられる環境があることも、六本木の魅力です。

また、六本木ヒルズ内の「ＴＯＨＯシネマズ」では、毎年「東京国際映画祭」が開催されています。クリスマスシーズンの楽しみは、けやき坂通りのイルミネーション。疲れたとき、アイデアに詰まったときなどは、ちょっと散歩に出てみましょう。六本木の街が気分をリフレッシュさせてくれるでしょう。