東京暮らしを隅々まで楽しめる「恵比寿・広尾」

洗練された大人の街「恵比寿」——かつては下渋谷村・三田村と呼ばれる農村でした。明治以降、この地に根づく日本麦酒醸造会社（現：サッポロビール）が「ゑびすビール」販売をスタート。ビールの売上拡大により周辺地域に「恵比寿」の名が定着しました。なお、恵比寿駅西口の“恵比寿像”は有名な待ち合わせスポットになっています。

また、隣街となる「広尾」は広尾原と呼ばれるススキ野原から徐々に栄えていった地域。横浜港に近い、湿気を避ける高台があるなどの理由から、この地域には多くの大使館が置かれました。その名残により、広尾は現在も多くの外国人が暮らしています。

住む人の年齢層は30代が多く、おしゃれな都会の街というイメージからか、比較的女性が多いエリアでもあります。

「恵比寿駅」は山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京メトロ日比谷線の4路線が乗り入れる駅。渋谷・新宿といった都心エリアはもちろんのこと、六本木・銀座、武蔵小杉・横浜・宇都宮、大宮など、各方面へ乗り換えなしでアクセスできます。

また同じく東京メトロ日比谷線の「広尾駅」はロケーションが抜群。広尾駅から10分ほど歩けば、六本木や青山、白金などの主要エリアへ出ることができます。

あらゆるエリアへのアクセスが良好な路線が集まるこの2駅。ストレスフリーな都心生活を送れるでしょう。

恵比寿駅の“顔”とも言える大型複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」。恵比寿工場の跡地が再開発されたもので、ヨーロッパ風の美しいデザインから、ドラマのロケ地としても使われています。

グルメ、ショッピング、アートと、さまざまな楽しみ方ができる同施設。ミシュラン三ツ星を獲得したフレンチレストラン「ガストロノミー ジョエル・ロブション」はぜひとも訪れたいスポットの一つでしょう。

またクリスマスシーズンには、ガーデンプレイス周辺がラグジュアリーにライトアップされるため、季節の移ろいも一緒に楽しめる場所です。

恵比寿駅構内・周辺には普段の生活に密着した店舗が多く存在します。駅直結の「恵比寿アトレ」には無印良品や成城石井、フラワーショップなどの店舗が出店。駅から徒歩数分の場所にはスポーツジム・ヨガスタジオ、ふらりと立ち寄れるレストランが密集しています。

広尾駅方面に行くとインターナショナルなショップの数々があります。「明治屋広尾ストアー」は海外直輸入の酒類・食品など、一流品が揃う高級スーパー。「NATIONAL AZABU（ナショナル麻布）」は異国情緒溢れる品々が並ぶ外国人向けスーパーです。

日本にいながら海外のライフスタイルに触れられるのは、このエリアならではの魅力でしょう。

ハイソで洗練された“東京の街”を楽しむのもいいけれど、ときには癒しのひと時も欲しい。そんなときは豊かな緑を感じられる「有栖川宮記念公園」がおすすめです。

同公園は広尾駅から徒歩3分ほどの場所にあります。園内には渓流や滝、池など“和の心”を感じさせる日本庭園が広がり、春には11種類もの美しい桜が咲き誇ります。

さらに広尾駅からすぐの場所には下町風情のある「広尾商店街」が。垢ぬけたカフェやスイーツ店、昔ながらの煎餅屋や居酒屋など、新しい店と老舗店が入り混じる商店街となっています。

都会の喧騒を忘れたいとき、ぜひとも訪れたい場所です。