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歴史を受け継ぎながら常に発展し続ける大人の高級街「赤坂」


赤坂というと、テレビ局や劇場、ビジネス街のイメージを持つ人も多いでしょう。実は赤坂は、江戸時代に徳川家康によって造られたお屋敷街から発展し続けてきた歴史ある街。邸宅や高級マンションが並び富裕層が多く住んでいながらも、40代をはじめとして住む人の年齢層は幅広く、港区に住みたいという若い世代からの人気も高いエリアです。古き良き伝統を守りながら日本の文化とともに常に発展し続ける、エンターテインメント性のある大人の高級街と言えるでしょう。

徳川家康が江戸城入城の際、赤坂が高台だったことから西部の防衛基地とするために紀州徳川家をはじめ多くの大名屋敷や武家屋敷を建てたことから発展しました。明治維新以降は京都からの公家や政府の要人の邸宅として使われ、現在、それらの跡地が赤坂御用地や迎賓館、赤坂サカス、アメリカ大使館宿舎、アークヒルズとなっています。また、かつての赤坂はもともと大きな溜池で、外堀に連なった料理屋が花柳界として栄えていました。これが現在の高級料亭街のはじまりと言われています。

赤坂駅周辺は駅直結の赤坂サカスを中心にエンターテインメントが充実。通称ビックハットと呼ばれるTBS、人気のライブや演劇が開催される赤坂BLITZと赤坂ACTシアター、毎年冬にスケート場になるSACAS広場が有名です。敷地内には季節ごとのイベントエリアや期間限定ショップ・ギャラリーも。赤坂Bizタワー内のグルメ街では、イタリアン・韓国・シンガポール、ミシュランガイドにも載ったスペイン料理店、ベルギービールなど、さまざまな国のグルメを楽しめます。

赤坂の東側は総理官邸や高級料亭街がある溜池山王駅に繋がりますが、住宅エリアが集まるのは西側。赤坂駅から青山通りまでを結ぶ一ツ木通りとみすじ通りは赤坂を代表する2つの商店街で、赤坂見附駅を通る繁華街です。レストランやカフェ、居酒屋、料亭など高級店からチェーン店まで幅広く、西洋菓子の老舗「しろたえ」などの名店も。飲食店が多く外食には困らない便利さもポイントでしょう。

赤坂を西に進み、赤坂小前交差点を過ぎると閑静な街並みが続き、乃木坂に辿り着きます。乃木坂駅一番出口からすぐ見える乃木神社は、都会の喧騒から離れた癒しスポット。明治天皇に殉じた乃木将軍夫妻を祀り、夫妻が夫婦和合の神様とされていることからカップルの参拝が多く、結婚式場として人気です。治安がとても安定しているためファミリー層が多く住んでおり、ゆっくり散歩ができる楽しみも。東京のど真ん中で静かな暮らしを送ることができる穴場でもあります。